地下工事

地中連続壁

地中連続壁とは?

あらゆる地盤への
適用が可能な工法

地中連続壁工法は大きく2つに分類されます。1つは、安定液を用いて掘削壁面の崩壊を防ぎながら地下に壁状の溝孔を掘削し、鉄筋篭の挿入後にコンクリート等を打ち込むことで連続した壁体を構築する工法。この壁式連壁はあらゆる地盤への適用が可能で、大深度・大断面でも精度高く施工できる工法です。もう1つは、原位置地盤の対象土とセメントミルクとを混合撹拌し、H型鋼を挿入することでソイルセメントを柱列状に造成する工法です。

地中連続壁の特徴

  1. あらゆる地盤への適用

    掘削機の種類、ティースの種類などを地盤に合わせて変更することができます。

  2. 自由な設計が可能

    必要な応力に対応した適切な配置が可能です。

  3. 低騒音、低振動

    低騒音、低振動での施工が可能です。

用途・適用例

  • 山留め壁
  • 止水壁
  • 構造壁

施工手順

施工手順の図の解説

取り扱い掘削機械

※大林組保有

名称 水平多軸型 アストロ掘削機 バケット型 スーパーケリー掘削機
大型掘削機 低空頭型掘削機
型式 AST-12 AST-8 AST-8RC AST-4RC KS-02
ベースマシン
(型式・能力)
クローラークレーン
BM1600 150t吊
クローラークレーン
BM1200 100t吊
専用ベースマシン 専用ベースマシン 専用ベースマシン
HS853
全装備高さ 24 11~21 5.4 5 17
全装備重量 245 200 110 65 78 87
掘削深度(m) 170 120 70◎ 50◎ 80
掘削機本体重量(t) 45 35 30 15 13 22
掘削機壁厚(mm) 1000
~2400
700
~2400
800
~2400
630
~1500
800 600
~1500
掘削機壁幅(mm) 2800
~3200
2400
~3200
2400
~3200
2400
~3200
2000 2700
掘削機長(m) 17 12 4.4 4.2 6.4 6.7
揚泥ポンプ(kw) 150 120 120 55
カッターモーター回転数(rpm) ~28 ~24 ~24 ~20
カッターモータートルク(t・m) ~8 ~8 ~8 ~8
写真(クリックで拡大)

◎配管接続により仕様深度以深掘削可能

施工技術・機械イメージ

  • CWSジョイント

  • ジョイントボックス付鉄筋かご

  • SRC鉄筋かご

  • 地中連続壁全景